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浪速風

らしくない饒舌に驚いたイチローの引退会見

会見するマリナーズのイチロー=東京ドームホテル(撮影・荒木孝雄)
会見するマリナーズのイチロー=東京ドームホテル(撮影・荒木孝雄)

日本における曹洞宗の開祖、道元の「正法眼蔵」に「花は愛惜(あいじゃく)に散る」とある。花は人に愛され惜しまれているうちに散るべきだという。イチロー選手が引退を表明した。「最低50歳まで現役」は「有言不実行の男になってしまった」と悔やんだが、花のごとき散り際である。

▶深夜の記者会見は、こんなに饒舌(じょうぜつ)だったのかと驚かされた。「質問があれば、できるだけお答えします」と時間無制限で、奥さんのおにぎりのエピソードや愛犬のことまで話した。ストイックな求道者のようなイメージだったが、毎年のキャンプに日替わりの奇抜なTシャツを着て現れたように、サービス精神にあふれていたのだ。

▶引退して何になるのかとの質問に「元イチローって変だよね」と笑わせ、「おそらく明日もトレーニングしています」。米国で再び「ベースボールが生まれた国の人たちに、あらためてベースボール本来の素晴らしさを見せてくれた」との賛辞が沸くのは確実だ。