イチロー引退会見速報(4)「仰木監督から学んだものは計り知れない」

マリナーズ・イチローの会見には多くの報道陣が詰めかけた=東京ドームホテル(撮影・福島範和)
マリナーズ・イチローの会見には多くの報道陣が詰めかけた=東京ドームホテル(撮影・福島範和)

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が21日、東京都内のホテルで記者会見し、第一線を退く意向を表明した。会見の内容は次の通り。

--特徴的なTシャツの意味は

「言うと野暮ったくなるから。そういうものでしょ。いちいち説明すると野暮ったい。言うと無粋であるのは間違いない」

--弓子夫人への気持ちは

「頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。僕は米国で3089本のヒットを打ったんですけど、およそ、僕、ゲーム前はホームの時は妻が握ってくれたおにぎりを持って行って食べる。その数が2800くらいある。3000いきたかったみたい。3000個握らせてあげたかったなと思う。妻にはゆっくりしてもらいたいと思う」

「それと一弓(愛犬)ですね。現在17歳と7カ月。今年で18歳になろうかという柴犬なんですけど、さすがにおじいちゃんになってきて毎日ふらふらなんですけど、懸命に生きている。その姿を見ていると、それは俺、頑張らないとと本当に思った。2001年に生まれて、2002年にシアトルの我が家に来た。まさか最後まで一緒に、現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深い。妻と一弓には感謝の思いしかない」

--今まで一番考え抜いた決断は?

「これは順番は付けられない。それぞれが一番。米国でプレーするために、今とは違う形のポスティングシステムだったけど、自分の思いだけではかなわないので、球団の了承がないといけない。球団にいる誰かを口説かないといけない。そのときに、一番に浮かんだのは仰木(彬)監督。その何年か前から米国でプレーしたい気持ちは伝えていた。仰木監督だったらおいしいご飯でお酒飲ませたらうまくいくんじゃないかと思ったら、まんまとうまくいって、これがなかったら何にも始まらなかった。口説く相手に仰木監督を選んだのは大きかった。しゃれた人だったと思う。仰木監督から学んだものは計り知れないと思う」