片山さつき地方創生担当相は22日の記者会見で、今国会への提出を予定している人工知能(AI)やビッグデータを活用した「スーパーシティ」を整備する国家戦略特区法改正案が与党の法案審査手続きに間に合わなかったことについて「非常にギリギリを狙った難しい法案なので、調整に時間を取っている」と釈明した。その上で同法案を今国会に提出する方針に変わりがないことを強調した。
同法案は、事前審査を行う内閣法制局との調整が難航。与党の法案審査手続きに間に合わず、片山氏が今月15日に、自民党の岸田文雄、公明党の石田祝稔両政調会長に陳謝する事態となっていた。
片山氏は「(法案は)従来にない思い切った内容だが、あくまで技術的なところで法制局と話しており、それもかなり詰まってきた」との見通しを示した。