若者よ、大阪・河南町に来たれ 医療費助成22歳まで - 産経ニュース

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若者よ、大阪・河南町に来たれ 医療費助成22歳まで

若者よ、大阪・河南町に来たれ 医療費助成22歳まで
若者よ、大阪・河南町に来たれ 医療費助成22歳まで
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 人口減少抑制を目指し、河南町はこれまで中学生までだった医療費助成制度の対象を、22歳まで拡大することを決めた。子育て支援に加え、大学生など若い世代を支えるのが狙い。事業費として5495万円を平成31年度当初予算案で計上、今年秋以降のスタートを目指す。

 河南町では現在、中学生まで通院や入院にかかわらず1日当たり500円で医療機関を受診することができる。だが、31年度中には浪人などをしない場合での大学卒業年、厳密には「22歳になった年の年度末」まで制度の対象に拡大する。

 医療費助成の対象年齢を上限22歳とする取り組みは北海道南富良野町でも導入済みだが、町によると、全国的にもまだまだ珍しいという。

 河南町の場合は子育て助成に加え、町内唯一の大学・大阪芸術大や周辺の大学に通う学生たちをサポートする狙いもある。

 町内に大学を抱えるものの、27年1月で約1万6千人だった人口は31年で約1万5600人と減少傾向は止まっていない。こうした背景を踏まえ、「学生を含む若い世代」向けの福祉事業を展開、町に住んでもらう若者らを増やすことで人口減少抑制につなげようと今回の施策が発案された。

 武田勝(玄(よしはる)町長は、今回の事業を盛り込んだ予算案を編成するにあたり「医療費助成の拡充を通じて、子育て支援の充実、人口減少の抑止に取り組んでいきたい」とコメントしている。

 河南町は、平成31年度当初予算案を発表した。一般会計は武田町長が昨年3月に無投票で4選を決めた後、同年6月に補正された予算案と比べて11・4%増の67億470万円。

 歳入における町税は個人町民税の伸びなどで15億170万円(補正後比0・1%増)で、繰入金は5億5346万円(同3・3%減)で財政調整基金を取り崩すなどして対応した。

 「医療費助成制度の対象年齢引き上げ」以外での主な事業では、来春開園予定の認定こども園の整備に9億765万円を充てるなどする。