宝塚花組娘役トップ、仙名彩世、本拠地に別れ

平成20年に首席で宝塚歌劇団に入団し、花組に配属された生粋の花組っ子。高い歌唱力、演技力、ダンス力を誇る芸達者な娘役として印象を残してきた。29年、入団9年目という遅咲きで、花組トップ、明日海(あすみ)りおの3人目の相手役としてトップ娘役に就任。演技の幅の広さから、ヒロインの固定観念にとらわれぬ役柄も演じ、新たなトップコンビ像を作った。この日、本編終演後に行われたサヨナラショーでは、花組の娘役人生から好きなナンバーを披露した。

仙名は宝塚で出会った多くの人々とともに、トップへ感謝の言葉を述べた。「明日海さんのそばに立たせていただけたことで、私の人生は720度くらい変わりました。いつも目指すべき道を示してくださり、大きなお心で導いてくださいました。ありがとうございました」。後ろを振り向き、深々と明日海に頭を下げた。

トップの明日海はあいさつで「ゆきちゃん(仙名)はトップ娘役を完璧にこなしながら、下級生の面倒、そして私の面倒も一緒に見る、離れ業を見事にしてくれました。さすが母さんです」と笑顔。「彼女のおかげで私はここに立てています。本当にありがとうございます」とほほ笑んだ。

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