ブラジル人母子3人殺害、帰国の容疑者を書類送検 静岡

 静岡県焼津市で平成18年にブラジル人母子3人が殺害された事件で、県警焼津署捜査本部は6日、殺人の疑いで、母親と交際していたブラジル人、ネベス・エジルソン・ドニゼッチ容疑者(56)を静岡地検に書類送検し、捜査を終結した。

 送検容疑は同年12月18日ごろ、当時住んでいた同市東小川の自宅居室内で、交際していたミサキ・ソニア・アパレシダ・フェレイラ・サンパイオさん=当時(41)=の長男、ヒロアキさん=当時(15)=を殺害。同日ごろ、ミサキさん方の居室で、ミサキさんとヒロユキさん=当時(10)=を殺害した。県警によると、殺害方法はいずれもロープで首を絞めたことによる絞殺。

 県警によると、同容疑者は犯行翌日に帰国。日本とブラジルは犯罪人引渡条約を結んでいないため、日本政府は代理処罰(国外犯処罰規定による訴追)を要請した。同容疑者はブラジルで起訴され、昨年4月16日の控訴審において禁錮54年9月の判決が言い渡され、刑が確定している。

 捜査本部は「ブラジル当局の真摯(しんし)な対応に感謝したい」とのコメントを出した。

会員限定記事会員サービス詳細