街でもリクルートスーツを着た就活生を見かけるようになりました。世間では「売り手市場」と叫ばれていますが、厳しい就活になると感じている学生は多いようです。そのため、厳しい就活戦線を勝ち抜くべく、日々努力をしている姿を目にします。多くの就活生が自分の納得する企業からの内定を目指し励んでいますが、これからの就活であまり経験したくないのが、「お祈りメール」を企業から受信することではないでしょうか。
ご存じだと思いますが、「お祈りメール」とは不採用通知の愛称のことです。企業が学生に不採用を告げるメールの末尾に「貴殿の今後のご活躍をお祈り申しあげます」という文が添えられていることから、そのように呼ばれています。
このお祈りメールは、就職活動に奮闘する学生のモチベーションを低下させる要因になり、志望度が高い企業であればあるほど、受け取ったときの影響が大きくなります。しかし、お祈りメールを全くもらうことなく就職活動を終える学生はほとんどいません。
そこで今回は、モチベーションを下げる原因となるお祈りメールが来たときの考え方についてお伝えいたします。
■気持ちを切り替え、すぐに行動する
志望度の高い企業からのお祈りメールは、精神的なダメージが大きく、モチベーションの低下を引き起こします。しかし、短期決戦の就職活動では気持ちの切り替えができないと後手後手の就活となってしまい、選考機会を逃し、機会損失につながります。
「辛い時こそ立ち止まらない」。就活を失敗しないために必要な要素になりますので、今から覚悟を決めておきましょう。また、不採用を告げられる原因として最も大きなものが準備不足です。選考での自身の振る舞い方や受け答えはできたのか、話すことばかりに気を取られ、面接官とのコミュニケーションがとれていたのかなど、改善点を探しましょう。そして、探すだけでなく実行に移してください。後悔しないように早め早めの準備を徹底しましょう。
■マイナス面だけでなくプラス面を探す
お祈りメールが届くと、思考がマイナスになってしまうことが多いです。マイナスなときに失敗の原因探しばかりしていると、自信をなくすことにつながります。そんな時こそ、改善点を探すだけでなく、良かった点を探してほしいと思います。