26日に催された宮中茶会では、皇后さまが、北朝鮮による拉致問題解決に取り組む「救う会」の西岡力会長に「希望を持ちましょう」と励ましの言葉をかけられた。
拉致問題をめぐっては、皇后さまが84歳の誕生日を迎えた昨年10月、文書で「平成の時代の終焉(しゅうえん)とともに急に私どもの脳裏から離れてしまうというものではありません」と思いを示されていた。
西岡氏によると、皇后さまは茶会で、長期化する拉致問題について「長いことご苦労さま。拉致被害者のご家族は年を取られていますね」と声をかけ、「希望を持ちましょう。何もできませんが解決を願っています」と続けられたという。
西岡氏は「いつも心にかけて下さり、ありがとうございます」と伝えたといい、「お言葉は横田早紀江さんら家族にも伝えた。勇気をもらい、前向きな気持ちになれた」と話した。