米アカデミー賞

「ローマ/ROMA」が3部門受賞 「ネット配信」の存在感増す

 ネットフリックスのオリジナル作品には、映画会社のものとは異なる傾向がある。配信作品は映画興行よりも長期にわたって視聴されるため、短期的な流行を追わず、上映時間も自由。キュアロン監督が幼少期の思い出を題材に脚本、撮影、監督を兼ねた「ローマ」のような、大手映画会社が敬遠しがちな作家性の高い作品の受け皿にもなっている。同社との作品製作には、マーティン・スコセッシ監督ら名だたる映画監督が乗り出している。

 潤沢な資金を背景とする動画配信会社のコンテンツが今後、世界で台頭することは明らかで、映画会社やテレビ局などに大きな影響を与えそうだ。(岡本耕治)