河野太郎外相は19日の記者会見で、トランプ米大統領がノーベル平和賞の受賞者に値するかを問われ、「米朝の(交渉)プロセスがさらに進んで、北朝鮮が非核化、あるいはミサイルの放棄を実現した場合には、当然に値するのではないか」と述べた。
同時に、米朝交渉の現状については「残念ながら非核化はいまだに進展がない」と述べ、トランプ氏の受賞は時期尚早との認識を示唆した。
トランプ氏は安倍晋三首相からノーベル平和賞に推薦されたと明らかにしたが、首相は「ノーベル賞委員会は平和賞の推薦者と被推薦者を50年間明らかにしない。この方針にのっとってコメントは差し控えたい」として事実関係を明らかにしていない。
河野氏も、首相がトランプ氏を推薦したかどうかの事実関係には言及しなかった。