府教育庁では昨年6月の大阪北部地震が登校時と重なり、安否確認に苦労した保護者らからの要望を受けて指針作りを進めていた。
「積極的にスマホを持ち込んでほしいということではなく、あくまで緊急事態への対応だ」。同庁の担当者は指針策定の狙いをこう説明。学校内で子供に管理を任せることについても「教師が預かってしまった場合、緊急時に対応ができなくなる」と話した。
しかし高額なスマホの紛失や盗難、休み時間に勝手にネットやSNSを利用するなど、スマホが身近にあることでトラブルを誘発することも懸念されており、府教育庁は今後、市町村教委や学校ごとに実態に即したルールづくりを求めていくという。