必修化前にプログラミング教育準備本格化 身近な素材で総合学習

 来年4月から小学校で必修化されるプログラミング教育。文部科学省などが18日、今年9月を「推進月間」に設定し、民間企業と連携した取り組みを進めると発表したことで、実施に向けた準備が本格化することになった。身近な素材を使った多様な授業が考えられ、現場の工夫が求められそうだ。

 「自動車など身の回りの多くのものに人工知能(AI)が取り入れられた社会を生きていくためには、家電や無人自動車が動く仕組みを知る必要がある」。18日に記者会見した柴山昌彦文科相はこう述べ、プログラミング教育の意義を強調した。

 来年4月全面実施の小学校新学習指導要領では、総則で「コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付ける」と規定。総合学習のほか、理科や算数の項目と解説書で具体例を提示している。

 6年生の理科では、電気の利用について学ぶ単元で、センサーを使って発光ダイオード(LED)の点灯を制御するプログラミングの体験が例示された。例えば、トイレに入ると人感センサーによって照明が点灯するといった身の回りの仕組みに気付かせるなど、日常生活と結び付けた学習活動を充実させる。

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