【主張】日韓外相会談 対抗措置取り無法を正せ - 産経ニュース

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日韓外相会談 対抗措置取り無法を正せ

 日韓外相会談が行われたが、「徴用工」問題や韓国国会議長による昭和天皇と天皇陛下を誹謗(ひぼう)した発言などの懸案に対して、韓国側から何ら対策は示されなかった。

 国際法も礼節も弁(わきま)えていない。このような韓国の日本軽視、敵視は許されない。事態是正のため、日本は抗議にとどまらず、具体的対抗措置を取らざるを得ない段階に入った。

 会談で河野太郎外相は、「徴用工」訴訟をめぐり、日韓請求権協定に基づく2国間の協議を督促した。だが、韓国の康京和外相は「綿密に検討する」としただけで明確な回答はなかった。

 河野氏は「日本側も次の手を打たねばならなくなる」と韓国に早期対応を促した。

 訴訟の原告側弁護士は15日、差し押さえた新日鉄住金の資産を売却し現金化する手続きに着手すると表明した。到底許されない。

 徴用も含む一切の請求権問題は1965年の日韓国交正常化に伴う協定で解決済みだ。韓国司法の暴走によるいわれなき要求で、日本企業の資産が損なわれようとしている。日韓関係の法的基盤を崩す暴挙である。

 国交正常化に伴う日本からの対韓資金供与には、個人の補償問題の解決金が含まれていると韓国自身が認めているではないか。

 河野氏は会談で、文喜相韓国国会議長が天皇陛下を「戦争犯罪の主犯の息子」と評するなどした発言について、重ねて謝罪と撤回を求めた。康氏から反応はなかったという。

 日本の立憲君主であり、日本国と国民統合の象徴である昭和天皇と天皇陛下に対して、これほどひどい暴言はない。韓国には礼節という言葉はないのか。

 韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題も取り上げられたが、双方のやりとりは明かされなかった。韓国が非を認め、再発防止策を講ずるまで河野氏はこの問題をうやむやにしてはならない。

 米議会の超党派議員が「建設的で前向きの日韓関係」の重要性を強調する決議案を上下両院に提出した。日本に敵対的な韓国の振る舞いを見かねた動きだ。

 近く米朝首脳会談がある。日韓外相会談で日米韓の緊密連携を確認したが、日韓に信頼関係はない。北朝鮮にすり寄り、日本を敵視する韓国政府に責任がある。