政界徒然草

立憲民主支持層は意外と「保守的?」

中韓への厳しい視線

 外交でも、伝統的な左派らしい中国・韓国への「思い入れ」は必ずしも強くない。立民支持層は73・0%が中国を、65・0%が韓国を、それぞれ「信頼できない」と答えた。

 それどころか、対韓外交ではいわゆる徴用工問題で80・8%が、レーダー照射問題でも85・6%が日本政府の方針・対応を「支持する」と答えており、回答者全体の比率とほぼ同じだった。安倍内閣を支持しない立民支持者ですら、ここだけは政府支持となる。

 また、日露外交では、北方領土問題で目指すべき合意として、立民支持層の36・5%が「四島一括返還」と答えた。日本政府が堅持してきた原則論だが、自民支持層(31・0%)よりも高い。

 こうした世論調査の結果を見る限り、立民支持層は必ずしも昔ながらの左派・リベラルばかりとは言いがたい。ある意味で保守的な支持者も少なからずいる。そこは政党のカラーより、平均年齢の高さが反映されている可能性がある。

 とどのつまり、立民支持層を特徴付ける最大公約数は「安倍政権を支持しない」の一点に尽きるのかもしれない。野党第一党なので当然といえば当然だが、その意味では「反安倍」を前面に打ち出す戦略が理にかなっているのだろうか。

(政治部 千葉倫之)