中間貯蔵施設で初の死亡事故 伐採中の女性作業員

 環境省は4日、東京電力福島第1原発事故による福島県内の除染廃棄物などを保管する中間貯蔵施設で、木の伐採作業中の女性作業員(64)が倒れた木の下敷きになり、死亡したと発表した。同省によると、中間貯蔵施設での死亡事故は初めて。

 事故は4日午前11時45分ごろ、同県双葉町の中間貯蔵施設の工事現場で発生。女性作業員が木の下敷きになっているのを別の作業員が発見、119番通報した。女性は意識不明のまま病院に搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。

 女性は、他の作業員とともに解体されたがれきなどの置き場所を整備するため伐採作業をしていた。

 女性は工事に当たっていた「安藤・間・浅沼組・岩田地崎建設JV」の2次下請け企業の従業員。

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