スタバのシュルツ名誉会長が「出馬を真剣に検討」

 【ワシントン=黒瀬悦成】米コーヒーチェーン大手「スターバックス」のハワード・シュルツ名誉会長(65)は27日、来年の大統領選に「中道派の無所属候補として出馬することを真剣に考えている」とツイッターで明らかにした。

 シュルツ氏は「今の米国の政治システムは壊れている」と主張し、共和、民主両党が「両極端」になったせいで「サイレント・マジョリティー(声なき多数派)を代表していない」と批判。「もっと良い道があるのでは」と訴え、有権者に支持を呼びかけた。

 シュルツ氏は27日、CBSテレビの報道番組にも出演し、トランプ氏は「大統領の資格がない」と批判。トランプ氏はこれに対し28日、ツイッターで「シュルツ氏には大統領選に出馬する根性などない。トランプタワーに入居しているスターバックスの家賃を支払い続けてくれることを願うばかりだ」と挑発した。

 トランプ大統領の再選阻止を至上課題とする民主党にとって、自称「中道穏健派」で経営者として知名度も高いシュルツ氏が無所属で出馬すれば、民主党候補の当選に不可欠な同党穏健派や無党派層の票が同氏に奪われる恐れが高い。

 シュルツ氏の動きに対し、自身も2016年大統領選で無所属での出馬を検討したことがあるマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(76)は声明で「民主党支持者の票が割れ、トランプ氏の再選に力を貸すことになる」とし、同氏に再考を促した。

 シュルツ氏はニューヨーク市生まれ。西部ワシントン州シアトルのコーヒー焙煎会社だったスターバックスを世界的なコーヒーチェーンに成長させ、昨年6月に会長を退任した。

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