湯浅博の世界読解

米議会が「米中覇権争い」後押し

米中貿易戦争で「90日間の猶予」を与えられた中国はいま、トランプ米大統領に対する懐柔策の積み上げに懸命だ。経済成長の急減速から雇用不安を引き起こし、貿易戦争でさらに景気が悪化すると、中国内部の社会不安が増すからだ。

3月1日までに対米貿易黒字を減らす大胆な施策を打ち出し、トランプ氏が国内向けに「米国は勝利した」といえる条件を絞り出すことが欠かせない。トランプ氏好みの赤字削減策を投げ込むことで、「中国の覇権」阻止を狙う米政権タカ派を黙らせるのだ。

すでにタカ派の頭目、ペンス副大統領は昨秋の米紙のインタビューで、「全面的な冷戦を避けたければ、中国は基本的な行動を変えなければならない」と述べ、第2次冷戦による全面対決になるか否かは中国の出方次第であることを宣言している。

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