29日午後0時55分ごろ、山梨県富士河口湖町西湖の「西湖野鳥の森」内で東屋が燃えているのを、開催中の「西湖樹氷まつり」の関係者が見つけ、119番通報した。木造かやぶき平屋の東屋約50平方メートルが全焼した。現場には見物客もいたが、けが人はなかった。
県警富士吉田署によると、まつりの関係者が暖をとるため、たき火をしていた。引火の可能性を含め、原因を調べている。
町観光課などでつくる西湖樹氷まつりの実行委員会は「イベントの継続が困難になった」として、まつりを中止した。樹氷まつりは氷のオブジェの展示やライトアップを楽しめる富士北麓の冬の人気イベント。26日に開幕しており、2月17日までの予定だった。
同公園も30日は臨時休園する。同町は「来場を予定していたお客さま、関係者にご迷惑をおかけしたことをおわびします」としている。