人気アイドルグループ「嵐」が来年末をもってグループ活動を休止すると発表したことについて、東日本大震災の被災地の知事が28日、思いを表明した。
宮城県の村井嘉浩知事は「嵐のみなさまには、震災後、復興支援コンサートの開催(平成27年9月)や、寄付金など、被災地の復興に多大なるご貢献をいただきました」と振り返った。
その上で、「人気絶頂の中、活動を休止されることは非常に残念ですが、残りの期間、これまで通り、被災地をはじめ、世界中に元気と勇気を届けてほしいと思います」とコメント。同県利府町の「ひとめぼれスタジアム宮城」で開催された復興支援コンサートは村井知事が嵐サイドに打診して開催が決まった。
福島県の内堀雅雄知事は「これまで被災地でのイベントなどで多くの被災者に元気を与えてくれた。本当に驚いている」と述べた。 内堀知事は昨年のNHK紅白歌合戦の事前収録で、メンバー5人が同県飯舘村を訪れ、住民と交流したことを「うれしく感じた」とした上で、「さびしい部分はあるが、機会があれば、また福島にお越しいただきたい」と語った。