平成32年度の新学習指導要領で小学校の授業にプログラミング教育が取り入れられることに向け、さいたま市の細田真由美教育長は28日の定例記者会見で、「誰でもすぐに授業ができるプログラミング教育の指導パッケージを準備した」と発表した。
プログラミングの専門的知識を身に付けている小学校の教員は多くなく、32年度のプログラミング教育実施へ向けた準備は教育現場での課題の一つとなっている。
同市では通信教育大手のベネッセコーポレーションと連携して指導用教材「プログラミング教育指導パッケージ」を開発。32年度までに市内各区2校ずつ計20校で、同教材を使用した授業検証を実施する。
すでに市内すべての小学校に配置しているICT(情報通信技術)支援員による研修なども同時に行い備えるという。