浪速風

北方領土 ロシアは強欲を捨てよ

ロシアの作家、トルストイに民話「人にはどれほどの土地がいるか」がある。農夫が土地への欲に捕らわれる。手に入れてもより広い土地がほしくなって、また探す。日が沈むまでの1日で歩いて回った分だけ手に入れられる、という話に出合った。歩き始めたが欲を出して…。

▶日露首脳会談は今週の大きなニュースだった。北方領土で具体的な進展はなかったようだ。日本がポツダム宣言を受諾した後、わが国のこの固有領土を奪ったのは旧ソ連の強欲である。返還して当然。日本は北方領土を取り戻し国家の主権を守るという原則で臨むべきだ。ロシアは強欲を続けてはいけない。

▶民話の農夫はどうなったか。欲張って少しでも広い土地を取ろうとし、日没までに出発点に戻れそうになくなった。ふらふらになりながら走った。なんとか戻り土地を自分のものにしたが、そこで死んでしまう。欲を出しすぎてはいけない。ロシアもこの民話に学んだらどうだ。