若草山焼き 古都の夜空照らす

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 古都・奈良に早春を告げる伝統行事「若草山焼き」が26日、奈良市で行われた。未明からの雪や雨の影響で例年より火の勢いは弱かったが、多くの観光客らが山肌に広がっていく幻想的な炎に見入っていた。

 若草山(342メートル)の山焼きの起源は諸説あるが、慰霊のために芝を燃やしたのが始まりで、草木の芽吹きを促す効果もあるとされる。

 午後6時過ぎに打ち上げ花火約600発が夜空を彩った後、地元消防団員約300人が春日大社の「聖火」を移したたいまつで、山腹の草地に一斉に点火。観光客らは炎が駆け上がるように燃える風景に見入っていた。奈良市の会社員、孝岡(たかおか)里彩さん(27)は「山が生まれ変わっていくようで、とても神秘的に感じる」と話した。

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