WOMEN

G20大阪サミット 「W20」男女差撤廃、政策提言へ

 W20は2014年にオーストラリアで開かれたブリスベンサミットで発足し、「2025年までに就労率における男女格差を25%削減する(25by25)」という目標を採択。昨年11月にアルゼンチンで開かれたブエノスアイレスサミットでは、W20の提言を受けて、首脳宣言に「G20のアジェンダ(政策)全体として、ジェンダーを主流化する」との文言が盛り込まれ、政策全体に女性視点を入れることが明記された。

 W20日本運営委員会の共同代表は、上智大学名誉教授の目黒依子さんと前経団連審議員会副議長で元BTジャパン会長の吉田晴乃さん。「労働の平等」「金融の平等」「デジタルの平等」「ガバナンス強化」の4テーマを柱に提言をまとめることが決まっている。

 昨年中に東京、大阪、仙台で集会を開いたほか、ウェブ上でも意見を集め、近く日本からの提言のたたき台を発表。3月22日にW20各国代表団で共同声明を作り、23日に政府代表に手渡す。23~24日には東京都内のホテルで国際会議を開き、国内外の女性活躍推進の機運も高めていく。

 事務局長の塚原さんは「今後もW20の取り組みをホームページなどで発信していくので、ぜひ注目してほしい。3月の国際会議にも多くの人に来てほしい」と話している。

■キーワードは「国際会議の力」

 「女性と経済」「サミットに政策提言」などと聞くと気後れしそうだが、各国の女性一人一人が生き生きと働くことが、世界経済の活性化につながるという。

 大阪で開かれた集会では、女性自身の意識を変える必要性を多くの人が語った。さまざまな生き方を伝えるため「来年3月までに3人に、自分の働く目的などを語る」といった数値目標を発表したグループも。G20の大阪開催が、関西の女性活躍推進につながることを願う。(加納裕子)