浪速風

日本人のイメージ変えた「なおみ節」。全豪Vなら国民栄誉賞?

テニスの全豪オープンで日本人初の決勝に進出した大坂なおみ選手のインタビューが楽しい。「(全米オープンで優勝した)経験が生きたのかも。まだ21歳なのにね」。開幕時には、どの程度、体を絞ったのかと尋ねた記者に、「知りたい? そんなふうに体重を聞くべきじゃないわ」。見事なリターンでポイントを奪った。

▶「国際会議において有能な議長とは」「インド人を黙らせ、日本人をしゃべらせる」(早坂隆著「世界の日本人ジョーク集」から)。新渡戸稲造の「武士道」は、「寡黙であること」が武士の心構えとする。だからなのか、はっきり主張せず、何を考えているのかわからない。

▶笑わない、無表情も日本人のイメージだったが、明るく、天真爛漫(らんまん)な大坂選手がすべてを変えてくれた。昨日は最後に日本語で「本当に応援ありがとうございます。次の試合も頑張ります」。優勝したら、最良の外交官に国民栄誉賞の声が上がるかもしれない。