検証エコノミー

日本のベンチャー投資、米中に見劣り

日米中ベンチャー投資
日米中ベンチャー投資

 日本のベンチャー投資は拡大傾向にあるが、米中に比べると規模は見劣りする-。リスクマネーをめぐる日本のこんな実態が、最近の調査で明らかになっている。

 一般財団法人のベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京都千代田区)が昨年11月にまとめた「ベンチャー白書2018」によると、平成29年度の日本のベンチャー企業への総投資額は1976億円と、前年度から29%も増加した。投資件数も1579件と14%伸びた。

 ただ、同年の米国のベンチャー投資額は9兆5336億円(前年比17%増)、中国は3兆3630億円(同54%増)と、日本に比べればケタ違いに大きい。

 VECによれば、ファンドの規模や追加投資の有無などが、海外との投資額の違いにつながっているという。また「日本はベンチャー企業がそもそも少ない」(民間エコノミスト)との指摘もある。

 白書は、担保力が乏しいため銀行融資では十分な資金調達ができないような創業間もない企業に対し資本提供する、ベンチャーキャピタル(VC)と呼ばれる機関や企業などによる投資を主に調べた。

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