浪速風

「スペインかぜ」から100年。今も人類の脅威

1918年から19年にかけて世界規模で大流行した「スペインかぜ」はインフルエンザだった。発生源は米国とみられるが、第一次世界大戦のさなかで参戦国では情報統制がなされ、中立国だったスペインでの流行が大きく報じられた。ぬれぎぬだが、その名が今に定着してしまった。

▶死者は2千万人とも4千万人ともいわれ、第一次大戦の戦死者を上回るという。日本でも当時の人口の半分が感染し、約39万人が亡くなったと報告されている。ちょうど100年。今年もインフルエンザが全国で「警報レベル」の猛威を振るっている。とくにお年寄りの多い養護老人ホームでの集団感染が目立つ。

▶以前にも書いたが、マスクをして人混みを避け、うがい、手洗いを励行する。バランス良い食事と休養を心がけ、かかったかなと思ったら、無理をせずに会社や学校を休む。医学のめざましい進歩にもかかわらず、なお根絶できないインフルエンザは、人類の脅威である。