浪速風

協議打ち切り。韓国に「つける薬なし」では

江戸時代の川柳に「田舎医者さじを投げては馬で逃げ」とある。「さじを投げる」は、もう患者の治療方法がないと医者が薬を調合するさじを投げ出すことから、努力しても改善の見込みがないと諦める。防衛省もついにさじを投げたか。いや、韓国につける薬はないというべきか。

▶韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題に関する「最終見解」を発表し、協議の打ち切りを表明した。火器管制レーダーの探知音も初めて公表した。韓国側が使用を主張する捜索用レーダーと聞き比べると、明らかに違う。それでも韓国国防省は「ひどく加工された、実態のわからない機械音」。

▶いくら証拠を突きつけても「糠(ぬか)に釘(くぎ)」では、協議打ち切りはやむを得まい。だが、根負けした感も否めず、韓国側はほくそ笑んでいるのではないか。日本国憲法の前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」が、これほど虚(むな)しく思えたことはない。