沖縄県民投票、「3択」案を断念 斡旋の県議会議長

沖縄県の玉城デニー知事との会談後、記者団の質問に答える県議会の新里米吉議長=21日昼、沖縄県議会
沖縄県の玉城デニー知事との会談後、記者団の質問に答える県議会の新里米吉議長=21日昼、沖縄県議会

 沖縄県議会の新里米吉議長は21日、県庁で玉城デニー知事と会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票(2月24日投開票)について、賛否2択を問う方式の見直しは困難との認識を伝えた。社民党など県議会与党が選択肢変更に難色を示したため。

 新里氏は、投開票事務への協力を拒否している宜野湾市など5市の参加を実現するため、賛否2択に「分からない」を加えた3択に変更するよう県と与党に提案した。県側は、5市の投開票を1週間遅らせて対応する方針だったという。

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