「再生プラスティック」を使ったファッションは、本当に環境に優しいのか?

プラスティック製のパーカーや中綿入りのパファー・ジャケットなどの製品は、アディダスのような大企業から、ロシーズ(Rothy’s)のような中小企業、ガールフレンド・コレクティヴ(Girlfriend Collective)のようなニッチ企業、そしてH&Mのような主流派企業のトレンドに習ったものだ。これらの企業はいずれも最近になって、再生プラスティックを自社製品に取り入れた。

アパレルメーカーのOuterknown(アウターノウン)の「Econyl」シリーズのように、海岸線に捨てられたあらゆる種類のゴミを衣服として再利用するプロジェクトもある。これには、プロサーファーのケリー・スレーターが参加している。また、ティンバーランドのように、水のボトルだけを原材料としているアパレル企業もある。

「プラスティックは永遠に生き続けます」とプレイズマンは言う。「いったんつくったものは決してなくなりません」

ところが、水のボトルを回収して粉砕し、溶解して糸に紡ぐと、ヨガパンツやパファー・ジャケット、スニーカーなどとして第2の命を得ることができる。このような処理は、アウトドアウェア・ブランドのパタゴニアなどで、すでに何年も前から行われている。

アウトドアウェア以外にも再生プラスティックを

しかし、最近ではより多くの企業が環境に与える影響を減らすため、あるいは単に顧客から支持を得るために、再生原料に注目している。18年10月には国連の主導のもと250社に上る大手ブランドが、一度しか利用しないプラスティックをサプライチェーンから一掃して、天然素材プラスティックや再生プラスティックに置き換える誓約をした。

エヴァーレーンにとって「ReNew」シリーズは、単に時代の流れに乗った商品というわけではない。それ以上の意図がある。同社は3年以内にヴァージン・プラスティック(再生原料を使わないプラスティック)をサプライチェーンから一掃し、製品に使用される合成繊維だけでなく、プラスティック製の包装材やファスナーの引き手なども置き換えることを約束しているのだ。

プレイズマンはこの取り組みについて、再生プラスティック製の衣料品をメインストリームにするチャンスだと考えている。それも、トレーニングウェアやアウトドア・グッズだけでなく、人々が普段着として着用するベーシックなファッションにおいてだ。それは、持続可能性を訴えるメッセージを製品自体に縫い込むことから始まる。