【阪神大震災24年】経験伝えたい 大阪・豊中の隊員(2/2ページ) - 産経ニュース

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阪神大震災24年

経験伝えたい 大阪・豊中の隊員

 昨年6月18日午前7時58分、豊中市は再び大きな揺れに見舞われた。大阪北部地震だった。

 北消防署の高度救助隊長になっていた居村さんは阪神大震災の記憶がよみがえり、当時と同様に駐車場の消防車両をすべて外に出したという。同署の建物に被害はなかったが、市内ではエレベーターに閉じ込められる被害が頻発。部下とともに被災者救出のために奔走した。

 30年近くにわたり市消防の救助隊員として活動してきた居村さんは「地震など大きな災害はいつ起きるか分からない。若い隊員は無我夢中になるかもしれないが、冷静に判断する必要もある。震災を経験した消防職員は少なくなっているが、若い隊員に訓練などを通して震災での経験を伝えていきたい」と力説する。

 阪神大震災での豊中市の被害 市によると、死者11人、重軽傷者2496人、全半壊家屋4922棟。全半壊家屋は府内自治体で最も多かった。当時、市内に気象庁の正式な震度計は設置されていなかったが、推定で震度5弱~6弱。一方、消防の活動は平成7年1月17日の発生から同月末までで、火災や救急、救助などが628件にのぼり、2497人が対応した。