浪速風

阪神大震災も亥年だった。「亥の大変」を繰り返すまい

宝永4(1707)年は亥(いのしし)年だった。10月4日、東海地方から西日本にかけて大地震が襲った。マグニチュード(M)8・4~8・6と推定され、記録に残る日本最大級の地震である。太平洋岸は津波に見舞われ、死者約2万人、倒壊家屋6万戸、流失家屋2万戸。「亥の大変」と呼ばれる。

▶なぜか亥年には歴史に残る大災害が多い。大正12(1923)年には首都・東京が壊滅状態になった関東大震災、昭和34(1959)年は最悪の台風被害である伊勢湾台風。そして平成7(1995)年の阪神大震災。今日で24年になるが、また巡ってきた亥年に防災の心構えを新たにしたい。

▶宝永地震は周期的に発生する南海トラフ巨大地震だった。教訓が伝承されなかったため、約150年後の安政東海、南海地震で多くの人が犠牲になったという。次は30年以内に70~80%の確率とされ、いつ起きても不思議ではない。「災」の年を繰り返してはいけない。