豚肉使わないお好み焼きを提供 千房がムスリム対応

ムスリムの客を想定して豚肉を使わないお好み焼きを提供する千房の店舗=16日、大阪市中央区
ムスリムの客を想定して豚肉を使わないお好み焼きを提供する千房の店舗=16日、大阪市中央区

 お好み焼き店を全国に展開する千房ホールディングス(大阪市浪速区)は16日、同市中央区に開くムスリム(イスラム教徒)向けのお好み焼き店の内覧会を開いた。イスラム教徒が多いマレーシアやインドネシアからの訪日客も増えていることなどから、豚肉を使わないお好み焼きや焼きそばなどイスラム教の戒律に従った食事を提供する。

 道頓堀川沿いにある自社ビルの1フロアで「千房Diversity(ダイバーシティ)道頓堀ビル店」として17日オープンする。内覧会では、野菜をふんだんに使った焼きそばや牛肉のお好み焼きなどが振る舞われた。同社の担当者は「ムスリムの方だけでなく、食文化の多様性に興味を持った方にも訪れてほしい」と話していた。

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