新任判事補82人に辞令 最高裁長官「畏れ、危うさの感覚が大切」

最高裁の大谷直人長官から新任判事補一人一人に辞令が手渡された=16日午後、最高裁(大竹直樹撮影)
最高裁の大谷直人長官から新任判事補一人一人に辞令が手渡された=16日午後、最高裁(大竹直樹撮影)

 司法修習を終え、新たに裁判官として採用された判事補82人の辞令交付式が16日、最高裁で行われた。大谷直人長官は一人一人に辞令を手渡した後、「社会が何を裁判所に期待しているのか。日ごろから問題意識を持ち、自分の肌で感じる機会を逃さないよう心がけてほしい」と訓示した。

 新任判事補は男性61人、女性21人で、年齢は23~41歳。同日付で全国の地裁に配属された。

 大谷長官は「裁判官は自分を客観視する必要がある」と指摘。「裁くことへの畏(おそ)れ、危うさの感覚を持つことが大切だ」と強調した。

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