東京五輪まで555日、秒読み開始 福島でイベント、室伏広治さんら参加

郡山市立赤木小の児童とデイカウンターを囲む室伏広治さん(左奥)と内堀雅雄知事(右奥)=16日午前10時半、赤木小体育館(内田優作撮影)
郡山市立赤木小の児童とデイカウンターを囲む室伏広治さん(左奥)と内堀雅雄知事(右奥)=16日午前10時半、赤木小体育館(内田優作撮影)

 2020年東京五輪・パラリンピックまで555日となった16日、聖火リレーの出発地で競技スタートの地でもある福島県は、開幕までの日数を表示するデイカウンターを県内7駅に設置、秒読みを開始した。

 五輪本番へ「GO!GO!GO!」ということで、郡山市の小学校で開かれたデイカウンターお披露目イベントには、アテネ五輪ハンマー投げの金メダリストで大会組織委員会スポーツディレクターの室伏広治さん(44)が参加、「復興五輪として成功するように、皆さんのご支援をいただきたい」と呼びかけた。

 壇上には、東邦銀行陸上競技部の青木沙弥佳選手(32)と佐々木真菜選手(21)も加わり、青木選手は「自分にできることをがんばりたい」、視覚障害を持つ佐々木選手は「大会を盛り上げられるよう、自分自身も強い選手になりたい」と話した。

 設置されたデイカウンターは、それぞれ五輪とパラリンピックまでの日数を表示し、県内の高校生3人による五輪をイメージしたイラストが描かれている。パラリンピックが閉幕する平成32年9月6日まで、JRの福島▽郡山▽新白河▽会津若松▽原ノ町▽いわき-と会津鉄道会津田島の7駅に設置される。

 イベント終了後は、青木選手と佐々木選手による5、6年生向けの特別授業が行われ、走り方を指導し自らの経験などを語った。

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