【春高バレー】八王子実践、自在トスで逆転勝ち - 産経ニュース

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八王子実践、自在トスで逆転勝ち

【春高バレー】八王子実践、自在トスで逆転勝ち
【春高バレー】八王子実践、自在トスで逆転勝ち
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 5日に開幕した春の高校バレー女子1回戦で、第1セットを落とした八王子実践の司令塔は頭を切り替えていた。セッター籾井(もみい)あき(3年)はサイドに偏り一本調子になったトス回しを転換、2セットはセンターからの攻撃を織り交ぜた。息を吹き返した攻撃で鮮やかに逆転勝ちし、籾井は「ヒヤヒヤしたけど、とりあえず一安心」と胸をなで下ろした。

 下級生が多く、主将の住田帆志乃(ほしの)(3年)は序盤、「会場の雰囲気にのまれた」という。籾井は第2セット、動きが硬い1、2年生を無理に使わず、好調な住田にトスを集めて得点を重ねた。

 点差がついた第3セットは大川愛海(あいみ)(1年)ら「春高」初出場の下級生を積極的に使った。「次の試合を考えた」と笑った。貫井直輝監督は「籾井、住田の両輪が支えてくれた」と試合を立て直した3年生をたたえた。

 高校1年までアタッカーだった籾井は、相手の隙を突いて強打を打ち込む能力もある。ペルー国籍のため世代別の日本代表には選出されてこなかった。卒業後の実業団入りを機に国籍を変え、さらに上のレベルでの戦いも見据える。

 名門は3年前の準優勝後、最近2大会は8強止まり。今大会は準決勝から立てるセンターコートを目指す。「後輩にセンターコートからの景色を見せたい。試合ごとに強くなれたら」と籾井。自らの指先で母校を復活へ導く。(川峯千尋)