昭和天皇の87年

統帥権干犯問題をあおる野党 党利党略が国家を危うくした

(※1) 金を通貨価値の基準とする制度。発行した紙幣と同額の金を中央銀行が常時保管し、金と紙幣との兌換(だかん)を保証する。現在は、金の保有量に関係なく通貨を発行する管理通貨制をとっている

(※2) 侍従次長だった河井弥八の日記によると、軍令部長の帷幄(いあく)上奏を遅らせたことに右翼団体などが激高し、内大臣ら宮中側近を攻撃する怪文書などが出回ることとなった

(※3) 閣僚が天皇を補佐し、その責任を負う輔弼に対し、海軍トップの軍令部長や陸軍トップの参謀総長が天皇を補佐することを補翼といった

【参考・引用文献】

○牧野伸顕記、伊藤隆ほか編「牧野伸顕日記」(中央公論社)

○宮内庁編「昭和天皇実録」16、17巻

○河井弥八記、高橋紘ほか編「昭和初期の天皇と宮中〈侍従次長河井弥八日記〉3巻」(岩波書店)

○昭和5年4月26日の官報号外「第五十八回帝国議会 衆議院議事速記録第三号」(国立国会図書館所蔵)

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