米、沖縄で対艦ミサイル訓練 対中抑止、自衛隊に伝達意向(2/3ページ) - 産経ニュース

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米、沖縄で対艦ミサイル訓練 対中抑止、自衛隊に伝達意向

 米軍は30年7月、米ハワイでの環太平洋合同演習(リムパック)で陸自の12式地対艦ミサイルと米陸軍のハイマースを投入した初の共同対艦戦闘訓練を行っており、次のステップとして中国の眼前で共同訓練を実施することを視野に計画を進める。

 中国は空母「遼寧」と艦艇が28年、沖縄本島と宮古島の間を通り、初めて西太平洋に出るなど太平洋への進出を加速。空母キラーと呼ばれ、地上配備の対艦弾道ミサイルDF21D(射程約1900キロ)の配備を進める一方、グアムを射程に収める中距離弾道ミサイルDF26(同約4千キロ)も配備を公表した。こうした装備により、有事の際、米空母と艦艇が東シナ海などの作戦領域に入ることを阻む接近阻止と、作戦領域での行動を封じる領域拒否の能力を強化している。

 米軍は分散配置が可能で、攻撃を受けても艦載機を搭載する空母のような壊滅的な被害を受けない地上ミサイルを重視し始め、海上で劣勢に立たされても地上戦力で中国の海上戦力に対処する構えだ。

 米軍が対艦・対地ミサイルを沖縄県に展開させることは東シナ海から南シナ海に及ぶ「列島線防衛」で日米共同対処能力を高める意義が大きい。陸上部隊が海上防衛を担う戦闘方式は米軍より自衛隊が先行しており、日本が主導できる分野でもある。

 「列島線防衛の新しい方策を検討すべきで、(米陸上部隊に)艦艇を沈める能力の強化を指示した」「陸上自衛隊から学びたい」