ピタゴラスイッチの謎、いろいろ聞いてみました 「ユーフラテス」インタビュー(上)

「『ビーだま・ビーすけ』のような巨大な装置は、ユーフラテス全員で取り組みます。そうすると、一度の合宿でビーすけしか作れなくなってしまうため、最近は東京藝大佐藤研の卒業生にも参加して装置を作ってもらっています。また自作のピタゴラスイッチをネットで発表していた高校生をスカウトして参加してもらいました。彼は今大学生ですが、構想力と情熱がすごくて、貴重な戦力です」(石川氏)。

メンバー同士で仕掛けを交換するケースもあるという。

「ゴールの仕掛けが2つ思いついた場合、まだゴールが思いついていないメンバーとトレードしたりします」と山本氏は笑う。

実は撮り直したOPとED

ピタゴラ装置は現在200弱あり、すべてNHKでアーカイブされている。

一番有名な装置はオープニングとエンディングだ。キッチンタイマーが鳴ってトンカチが回り、ビー玉がスタートするオープニングと、レコード盤がくるくる回るエンディング。いずれも開始当初から変わっていない。こだわりがあるのだろうか。

「オープニングの装置は、ベルの音で始まるのが番組が始まる感じと合っていていいなと。あれを固定していこうと当時のプロデューサーたちが決めたそうです」と語る笹山氏。

「エンディングに関しては、レコードプレイヤーが回り続けるのでスタッフロールがどれだけ長くなっても対応できるという機能的な面もあります。一番最初の合宿で作った装置になりますね」

驚くことにこの2つの装置は一度撮り直しているという。

「アナログ放送からデジタル放送に切り替わるタイミングで、同じ装置を同じ尺で撮り直しました」(石川氏)。

ピタゴラスイッチは5分版の「ミニ」(月~金曜の午前7時30分など)も放送されているが、こちらはオープニングの装置を固定しておらず、さまざまな装置が楽しめるよう工夫されている。