ピタゴラスイッチの謎、いろいろ聞いてみました 「ユーフラテス」インタビュー(上)

番組は、全体をNHKが制作。名物キャラクターのピタやゴラ、百科おじさんが登場し、世の中にある様々な考え方を紹介する「今日のトピック」、「アルゴリズムたいそう」や「こんなことできません」といった「考え方」や「概念」を基にしたコーナーや歌、そしてそれらをつなぐ「ピタゴラ装置」によって構成されている。

今年は「今日のトピック」に地下に暮らすモグ郎やグラオといった新キャラクターが加わり、ユーフラテスが制作する「かさねておえかき」「もじもじコンベアー」などの新コーナーが登場するなど、毎年リニューアルを続けている。

番組で放送された「ビーだま・ビーすけの大冒険」は今年、ドイツで開かれた国際子ども番組映像祭「プリ・ジュネス」の「6歳までのノン・フィクション番組部門」で最優秀賞を受賞した。

1~3日目に制作、4日目に撮影

ピタゴラ装置はどのように撮影されているのだろうか。

「年2回、ゴールデンウィークやお盆などにNHKのスタジオで装置合宿をしてまとめて収録しています」(笹山氏)。

1~3日目に制作、4日目に撮影するというのがそのスケジュールだ。この本来、撮影のみを行う「スタジオ」で「物を作る」というやり方は、番組開始当初に佐藤氏が構想、NHKのプロデューサーとともに実現させ、今も引き継がれている。以前は佐藤雅彦研究室の学生が3、4人でチームを組み1つの装置を作っていたが、現在は主にユーフラテスのメンバーが制作している。1人で一台の装置を作るケースもあるという。

「1人で作ると短い尺の装置ばかりになってしまうので、2人でチームを組んで2つ作る場合もあります。放送を見てどれくらいの長さの装置が使われているか確認し、その秒数を目指して作ることもあります」(石川氏)。

想像よりかなり少ない人数だが、大がかりな装置になると事情は変わる。