刺されると激痛! ハリケーン後の米国東部を襲った「巨大蚊」の正体

進む温暖化、激化する異常気象、増える害虫

人間は過去何世紀ものあいだ、沿岸生態系の自然現象である洪水を最小限に抑えようと懸命に取り組んできた。拡大する都市を守るために、沼沢地の干拓や川の流れを変える工事、ダムや堤防の設置といったことを行ってきたのだ。だがこうした対策はいずれも、気候変動の結果発生する異常気象を想定したものではない。それどころか、こうした施策が事態を悪化させることも多いのだ。

米国南部では近い将来、超大型ハリケーンがたびたび洪水を発生させる恐れがある。その洪水とともに、6本脚の害虫も発生するだろう。「米国内のどこであれ、温暖化と湿度の上昇が進めば虫たちが現れます」とカッシルは言う。そしてその影響は、数カ所のひどい虫刺されどころではない可能性がある。

研究者たちは最近、気温が1度上昇するごとに、世界の作物は虫害により収穫高が10~25パーセント減少すると予測した。そうした災難への対策は、いくらかの殺虫剤や網戸程度ではすまないだろう。RELATED異常気象と地球温暖化の関係が、「新しい解析手法」から見えてきた

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