相模原殺傷3度目の年末 揺らがぬ被告の障害者蔑視

 記者「自身の主張が受け入れられていないとは解釈しませんか」

 被告「…。理解してくれる人もいると思うんですよね。だから、あまり気になりません」

 事件をめぐる報道については賛否両論が存在する。ある遺族は「新聞で植松被告に関する記事を読むと、事件を思い出してつらい」と話す一方、別の遺族は「植松被告が何を考えているのか知りたい」とも明かす。

 遺族ら当事者以外でも「障害者蔑視の主張が拡散するのはよくない」といった意見も聞かれる。だが、戦後最悪規模の19人の死者を出したことに加えて、障害者蔑視の思想が犯行動機であるとの特異性を含んだ大量殺人事件だ。

 前代未聞の裁判を待つ身で、何を考えているのか。そして「障害者は生きている意味がない」と、懸命に生きる障害者やその家族を侮辱する腹立たしい犯行動機は、いかにして醸成されたのか。報道を通じて明らかにしていかなければならない。