JR四国、道後でホテル運営へ 観光列車とセットも

JR四国が取得するホテル「道後やや」(同社提供)
JR四国が取得するホテル「道後やや」(同社提供)

 JR四国は25日、松山市の道後地区のホテルを取得、子会社のJR四国ホテルズが来年2月から運営すると発表した。四国4県の県庁所在地でのホテル事業空白地は松山、高知となっているが、まず松山で既存施設を使って事業を展開する。

 取得するのは、タオル事業が本業のエイトワン(松山市)が所有するホテル「道後やや」。所在地は同市道後多幸町で道後温泉本館や飛鳥乃湯泉の北西で徒歩数分に位置する。本業への選択と集中を進めているエイトワン側から売却の打診があり、観光列車「伊予灘ものがたり」で取引関係があり松山への進出を検討していたJR四国が受けたという。

 道後ややは築8年。鉄筋コンクリート造り8階建て(建物面積約2300平方メートル、土地面積約1300平方メートル)でシングル29室、和洋室31室など68室を備えている。宿泊特化型ホテルで大浴場(温泉)や宴会場はない。利用はビジネス客と家族などの観光客が半数ずつ。サービスや食事で高い評価を受けているという。

 JR四国では当面、屋号などは現状を継続する予定で、スタッフらも希望すればそのまま雇用を継続するという。半井真司社長は定例記者会見で「観光地として知名度が高い道後をPRしたい。観光列車とのセットも考えたい」と話した。

 JR四国ホテルズが展開するホテル事業は5件目となる。

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