浪速風

猪突猛進のトランプ大統領。亥年の株価が心配だ

米国の株式市場には「サンタクロース・ラリー」と呼ばれる現象がある。ラリー(Rally)は「持ち直す」「反発する」で、クリスマスから新年にかけて株価が上昇しやすい。12月は節税対策による保有株の処分売りが出やすいが、この時期から買い戻すためという。

▶ところが、今年のサンタはとんでもないプレゼントを持ってきた。米国発の株安で昨日の日経平均株価は約1年3カ月ぶりに2万円の大台を割り込んだ。米中貿易摩擦や華為技術(ファーウェイ)問題に加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ、メキシコ国境の壁建設をめぐる与野党の対立など不安要素は多い。

▶26日の東京株式市場は反発して始まったが、今後も乱高下しそうだ。来年は「亥(いのしし)年」。「亥固まる」という相場の格言がある。マティス国防長官も辞任してブレーキの利かないトランプ大統領は猪突(ちょとつ)猛進だろうが、株価が「底値で固まる」にはなってほしくない。