中国ハッカー集団「断固非難」 菅官房長官

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は21日午前の記者会見で、中国を拠点とする「APT10」と呼ばれるハッカー集団によるサイバー攻撃について「政府機関を含むさまざまな機関を対象とした長期にわたる広範な攻撃を確認している」と明かし「このような攻撃は断固非難する」と指弾した。

 実際の被害状況は「わが国の能力が明らかになるので詳細は控える」とし「国家の安全保障、危機管理の中で重要な課題と認識しており、国際社会と連携してしっかり対応している」と強調した。

 菅氏は同時に「中国を含む20カ国・地域(G20)メンバーは、サイバー空間を通じて知的財産の窃取などの禁止に合意しており、国際社会の一員として責任ある対応が求められる」とも指摘した。

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