浪速風

好調インバウンド。4000万人へ次の一手を

今年の訪日外国人旅行者数が3千万人を突破した。初めて1千万人を超えた平成25年からわずか5年で3倍になった。関西国際空港も台風21号による閉鎖でブレーキがかかったが、国際線の旅客数は過去最高になりそうだ。ただ、インバウンド景気は地域によってばらつきがある。

▶先日、「せとうち観光推進機構」の取り組みを聞いた。瀬戸内海の自然美や歴史的な景観、文化があるが、京都や東京に比べて認知度が低く、外国人客は2年前で190万人にとどまった。300万人を目標に、古民家を改修した宿泊施設や、富裕層を対象にしたクルージングなど新しい魅力をPRしている。

▶とくに欧米の潜在顧客の掘り起こしに力を入れ、世界的な旅行雑誌の「2019年行くべきデスティネーション(旅行目的先)」に「SETOUCHI」がランクインしたという。関西もあぐらをかいてはいられない。東アジアだけでない新規の地域開拓や、リピーター増加が急務だ。