優しさ忘れぬ 成熟した友情 長編アニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」 P・ジョンストン監督(1/2ページ) - 産経ニュース

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優しさ忘れぬ 成熟した友情 長編アニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」 P・ジョンストン監督

優しさ忘れぬ 成熟した友情 長編アニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」 P・ジョンストン監督
優しさ忘れぬ 成熟した友情 長編アニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」 P・ジョンストン監督
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ゲームセンターに置かれたゲーム機のキャラクター2人の友情と冒険を描いたディズニー長編アニメの続編「シュガー・ラッシュ:オンライン」。リッチ・ムーア監督と共同監督を務めたフィル・ジョンストン(47)は「舞台を広大なネット空間に移し、成熟した友情関係を考えた」と語る。(高橋天地)

自動車ゲーム「シュガー・ラッシュ」のキャラクター、ヴァネロペとアクションゲームの悪役、ラルフが親友になるまでを描く前作「シュガー・ラッシュ」(平成25年公開)は、アニメのアカデミー賞と呼ばれる米アニー賞5部門を受賞するなど高い評価を得た。

本作では2人はネット空間を旅するが、ゲーム機の世界へ帰るのが当然と思うラルフと、ネットこそが自分の生きる場所だと思うヴァネロペの間で友情に亀裂が生じる。脚本も担当したジョンストン監督は「友情は成長にともなって激変する生活環境や気持ちに打ち勝てるのかを探ってみたかった」と語る。

ヴァネロペには、アニメーターを目指して故郷を離れ、ニューヨークを目指した自身の若き日をだぶらせた。親友たちからは「なぜ故郷を離れるのか」と反対されたが、彼らとそのまま疎遠にはならなかった。むしろ「それぞれ自分が選んだ道へ進むことで、人生に深みが出たし、お互いに頑張ろうと意欲も湧いてきた」と振り返る。

ゲームセンターのゲーム機内部しか知らなかったヴァネロペも然(しか)り。ネットの世界で凄腕レーサーと勝負したり、白雪姫やシンデレラなど14人のディズニープリンセスと友達になったり…。ジョンストン監督は「新たな居場所を見つけたヴァネロペを、ラルフだって内心は応援したかったはずだ」と語る。

作中、子供の鑑賞者を念頭にネット社会への風刺も利かせた。動画サイトで一瞬にして大スターとなって有頂天のラルフだが、会員制交流サイト(SNS)に中傷が書き込まれ、徹底的にたたきのめされる。