三大流星群の一つで、冬の夜空を華やかに彩る「ふたご座流星群」が14日、地球に接近中のウィルタネン彗星(すいせい)と競演した。
和歌山県すさみ町では、雲間に次々と出現する流れ星に、詰めかけた天文愛好家や近くのホテルに滞在する旅行者から歓声があがった。
国立天文台によると、流星は14日午後9時ごろにも出現のピークを迎える。ふたご座から四方八方に飛ぶ様子が、街明かりのない暗い場所で、多ければ1時間に40個程度観測できる。
また、ウィルタネン彗星はエメラルドグリーンに輝く彗星状の姿を写真に収めることができるという。