絶滅海生哺乳類の化石を展示 筑波大 - 産経ニュース

メインコンテンツ

絶滅海生哺乳類の化石を展示 筑波大

絶滅海生哺乳類の化石を展示 筑波大
絶滅海生哺乳類の化石を展示 筑波大
その他の写真を見る (1/2枚)

 筑波大(茨城県つくば市)は、つくばエクスプレスつくば駅前の「BiViつくば」にあるサテライトオフィスで、すでに絶滅した海生哺乳類「パレオパラドキシア」の大腿(だいたい)骨の化石を展示している。筑波大では「絶滅種が生きていた当時の生態系を知る上で貴重な資料だ。ぜひ、多くの人に見てもらいたい」と話している。展示は1月31日まで。

 化石は長さ約30センチ、重さ約1キロ。筑波大によると、国立科学博物館の研究員が昨年6月、大学内の収蔵品の保管状況を調べていたところ、木箱に入った化石を発見。化石にあったメモなどから、福島市土湯温泉町の砂防ダム建設現場で見つかったことが分かり、パレオパラドキシアの化石と判明した。

 パレオパラドキシアは「束柱(そくちゅう)類」というグループに属し、2300万~1000万年前に生息していたとされる。研究者の間でもサイやジュゴンなど何に近いかの論争があり、生態も謎が多いという。筑波大によると、化石は筋肉の付着が確認できるほど保存状態がよく、生態の解明に役立つことが期待されている。

 サテライトオフィスを訪れていた千葉県柏市の研究員、伊藤典明さん(40)は「標本は小さいが、夢やロマンは広がる。小学5年の息子が古代生物ファンなので、ぜひ連れてきたい」と話していた。(篠崎理)