神戸市中央区の三宮本通商店街で11日、建物を活用した巨大な緑化壁面が完成し、お披露目式が行われた。商店街に設置される緑化壁面としては日本最大級の規模という。
商店街の活性化につなげようと、同商店街振興組合が平成28年に「緑」をテーマにした3カ年計画として企画。商店街のビルの壁面(高さ約6メートル、幅約7メートル)を利用し、シクラメンやシダなど約50種類の植物約550株を植栽した。
お披露目式には同組合の関係者ら約10人が出席。同組合の原田健一代表理事(67)が「子供から大人までが一息つける空間が必要だった」とあいさつし、クリスマスシーズン限定のライトアップの点灯式も行われた。今後は季節に合わせて植物を植え替えていく。
緑化壁面をデザインした日本を代表するトップガーデナーの武部正俊さん(75)は「神戸にある商店街ということで華やかさを表現した。癒やしの場としてより長く愛されてほしい」と話していた。