「鉄道が趣味」関西同友会次期代表幹事の深野弘行氏

関西経済同友会の(左から)黒田章裕・代表幹事、深野弘行・次期代表幹事、池田博之・代表幹事=10日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)
関西経済同友会の(左から)黒田章裕・代表幹事、深野弘行・次期代表幹事、池田博之・代表幹事=10日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 関西経済同友会は10日、来年5月で任期満了となる黒田章裕代表幹事(69)=コクヨ会長=の後任に、伊藤忠商事常務理事・社長特命(関西担当)で元特許庁長官の深野弘行氏(61)を内定したと発表した。5月の理事会で正式決定する。

 「関西は第二のふるさと」。深野氏は転勤族の父親に連れられ、小学4年時から約2年間を兵庫県西宮市で過ごした。「当初は関西弁がしゃべれずつらかったが、3カ月もすると周りの皆と同化していた」と笑う。「学校が終わると近所の川で遊んだ。まさにふるさとの山河だった」と関西の光景が心に深く刻まれているエピソードを紹介した。

 関西では鉄道の趣味を得た。西宮の自宅近くを走る列車に魅了され、宝塚市内の鉄道博物館にも通い詰めた。さらに進学した都内の中学校も「クラスの5分の1が鉄道ファン」という環境で、今でも鉄道旅行は大切な息抜きという。

 2012年、「生きている海と沿岸」をテーマに韓国で開催された麗水国際博覧会で日本館出展に携わった経験がある。その前年の3月に巨大な津波を引き起こした東日本大震災が発生。対応に悩んだが、「日本がどう海と共生しようとしているかを見せたかった」との思いから、日本館の展示には、被災地の住民らからの協力も得て出展した。

 座右の銘は「一期一会」。人との出会いを大切したいという。(黒川信雄)

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